
糖尿病患者様のバレンタインデーについて
バレンタインといえばチョコレートですが、糖尿病をお持ちの方にとっては「どう楽しむか」が大切なポイントになります。適切なタイミングや量を意識すれば、血糖値の急上昇を防ぎながらバレンタインの甘いひとときを楽しむことができます。そこで、本日は糖尿病患者様が安心してチョコレートを楽しむための2つのポイントをご紹介します。
【ポイント①】食べるタイミングを意識
チョコレートを食べるなら、午前から昼にかけてが理想的です。この時間帯は活動量が多く、摂取したエネルギーを消費しやすいため、脂肪として蓄積されにくくなります。逆に、夜遅くに食べるとエネルギーが余りやすく、脂肪として蓄積されやすいため注意が必要です。また、食後のデザートとして食べるのもおすすめです。空腹時にチョコレートを食べると血糖値が急上昇しやすいため、食事と一緒に摂取することで血糖の急激な上昇を抑えることができます。
【ポイント②】食べる量に注意
血糖値への影響を最小限にするためには、1回の摂取量を10g以下に制限することが大切です。10gの目安としては、板チョコ(ミルクチョコレート)で約4かけ程度になります。また、最近はハイカカオチョコレート(カカオ70%以上)が健康的とされています。ハイカカオチョコは糖質量が少なく、血糖値の上昇を抑えやすいためおすすめですが、脂質は多く含まれるため食べ過ぎには注意が必要です。適量を守ることが大切になります。
/チョコ10g |
炭水化物 |
脂質 |
エネルギー |
ハイカカオチョコ(95%) |
0.6g |
2.6g |
31kcal |
ハイカカオチョコ(86%) |
1.0g |
2.3g |
29kcal |
ミルクチョコ(35%) |
2.6g |
1.7g |
28kcal |
適切な量とタイミングを守れば、糖尿病の方でも安心してバレンタインを楽しむことができます。今年のバレンタインは、健康を意識しながら大切な人と素敵な時間をお過ごしください❤️