
世界糖尿病Dayを振り返って
はじめに
11月15日(土)に「世界糖尿病Day」のイベントを開催し、幅広い年齢層の方々にご来院いただき、血管年齢測定や血糖測定を通じて、糖尿病について楽しく学んでいただきました。
世界糖尿病Dayとは
この「世界糖尿病Day」とは毎年11月14日に開催される世界最大規模の国際的な疾患啓蒙イベントの一つです。「ブルーサークル」というモチーフを象徴として、世界中でブルーライトアップなどが行われ、糖尿病について楽しく、より身近に知っていただく機会となっております。また、11月14日の前後は「糖尿病週間」として日本中で様々な催しが開かれています。
当院では昨年に引き続き、院内で糖尿病に関するポスターやスライドの掲載、ご来院いただいた方にその場で血糖チェック、医療用の検査機器を用いた本格的な血管年齢測定、そして管理栄養士による食事相談を行いました。

※受付に掲示した「ブルーサークル」です
無料体験ブース
事前に予約された方、当日直接ご来院いただいた方を含め皆様に血糖測定、血管年齢測定、食事相談を体験していただきました。
血糖測定
小さな針を用い実際に指先での血糖測定を行うと、「バチっという音にはびっくりしたけど、全然痛くないのね」、「検診では引っ掛からなかったけど、今日は数字が高いですね」、「お腹が空いているのに、意外と下がらないものですね」、「こんなに早く結果が出るんですね」「この数字は高いのかしら?」といったお声が聞かれました。血糖値は食事の影響を強く受けるため、最後の食事の内容や時間を確認させていただきご説明すると安心したご様子でした。

血管年齢測定
血管年齢測定は人気のブースでした。手首や指先のみで測定する簡易なものではなく、実際の医療現場で使用するA B Iという検査を行いました。ABIとは「足関節上腕血圧比(Ankle-Brachial Index)」の略で糖尿病の合併症の一つである末梢動脈疾患の評価に用いる検査です。ご自身のご年齢と血管年齢を比較し、アドバイスをさせていただきました。

食事相談
食事相談では当院専属の管理栄養士が糖尿病予防についてのご相談をお受けいたしました。「炭水化物ダイエットは体にいいの?」、「孫に合わせた食事で、揚げ物が多いのよ」、「毎日一人分しか作らないから惣菜に頼っているの」といった日々のお悩みに関して実践できうるアドバイスをさせていただくと、皆様「それ位なら出来そうです!」と言った嬉しいお返事をいただくことが出来ました。

まとめ
今回の「世界糖尿病Day」を通じて、糖尿病についての予防やどのような合併症があるのか、実際の治療について学んでいただけたのではないかと思います。健診で指摘されたものの詳しく検査をするのが怖いため受診にまで踏み切れずにおり、イベントなら相談しやすいかも、とご来院いただいた方もいらっしゃいました。普段はなかなか気軽に相談できる機会がないため、こうしたイベントを通じて地域の皆さまの健康づくりにお役立ちできればと思います。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
※今後のイベントの情報は、当ホームページやInstagram、院内掲示で随時お知らせいたします。お気軽にご参加ください。
イベント関連ブログ
🟢ブログ「2024年 世界糖尿病Day イベント開催について」
🟢ブログ「2025年 世界高血圧デー イベントご参加ありがとうございました」



