診療案内
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一般内科では、発熱や咳、喉の痛みといったかぜ症状などはもちろん、「なんとなくだるい」「調子がすぐれないが、何科に受診すればいいか分からない」「健康診断で数値の異常を指摘された」などご心配があるようでしたらお気軽にご相談ください。もし、より高度な医療が必要な場合は、専門の医療機関へ適切なタイミングでご紹介いたします。
糖尿病は血液中の血糖値が慢性的に高い値を持続する病気です。大きく1型糖尿病と2型糖尿病に分かれており、日本人で圧倒的に多く、生活習慣病の一つとされているのが2型糖尿病です。発症には血糖値を下げる働きのあるインスリンの分泌不足に加え、過食、運動不足、肥満、ストレスといった生活習慣が関係していると考えられています。
高血糖が持続すると血管が障害され、身体の様々な臓器に影響を与えます。とくに神経や血管が集中している臓器が影響を受けやすく、三大合併症といわれる糖尿病網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病神経障害を引き起こします。また、動脈硬化は高血糖を促すことに加え、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、末梢動脈疾患などの危険因子にもなります。血糖のほか、コレステロールや中性脂肪、血圧といった要素も、すべて2型糖尿病と関連しています。
2型糖尿病は初期症状がほとんどなく、他の生活習慣病との関連性が深い病気です。糖尿病の進行や重大な合併症を防ぐためにも、健康診断などで糖尿病を指摘された場合は、放置せずにきちんと受診することが重要です。
高血圧とは、診察室で測定した血圧が140/90mmHg以上、あるいは家庭で測定した血圧が135/85mmHgを越えて高くなることを指します。
年齢や病気により目標血圧は異なりますが、日本では、血圧の基準として日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン」が用いられています。年齢が高いほど高血圧である人の割合が高く、人口の高齢化に伴い、高血圧患者数は増加することが予想されます。一方で、高血圧に特有の症状は、ほとんどありません。血圧が高度に上昇した場合、頭痛や視力の低下、吐き気といった症状を伴うことがあります。また、気づかないうちに進行し、脳卒中や心筋梗塞などの合併症を引き起こすこともあります。これらの予防のために、早期から治療することが推奨されています。
脂質異常症とは、血液中にふくまれるコレステロールや中性脂肪(トリグリセライド)などの脂質が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。以前は、高脂血症ともいわれていました。血液中に余分な脂質が多くなると、動脈硬化を起こしやすくなり、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなります。血管に強い圧力がかかっている高血圧の人が脂質異常症をともなうと、血管壁が傷つきやすいため動脈硬化がさらに進行するリスクがあります。また、インスリンが不足すると中性脂肪が体内で利用されにくくなり、血中に中性脂肪が増えてしまいます。そのため糖尿病の人は脂質異常症を伴いやすく、動脈硬化を進行させるリスクが高まります。それが脂質異常症という病気です。
一般的には「血液がドロドロの状態」、それが脂質異常症といってもいいでしょう。
脂質異常症には、自覚症状はほとんどありません。そのため気づくのが遅れ、ある日とつぜん心筋梗塞などの発作におそわれる人が少なくありません。発作を防ぐには、毎日の生活(食事や運動)に気をつけることと、健康診断などで「脂質異常症の疑いがある」といわれたときは、放置せずに早めに受診して医師の指導を受けることが大切です。
甲状腺疾患として多いものが、バセドウ病、橋本病、甲状腺腫瘍となります。バセドウ病と橋本病は甲状腺ホルモン分泌の仕方で考えると逆の病気になりますが、いずれも自分の体内でつくられる抗体という物質が、自分の甲状腺に影響を与えるために、「自己免疫性甲状腺疾患」と分類されます。甲状腺腫瘍は小さい場合でも、健康診断などでの画像検査の増加で偶然みつかることが多くなってきました。甲状腺の異常を指摘された場合には、放置せずにきちんと受診していただくことが重要です。
インフルエンザ、肺炎球菌ワクチンなどの各種予防接種に対応しております。
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